追放された元令嬢、森で拾った皇子に溺愛され聖女に目覚める 1

王家の嫡男が18歳の時に聖女が現れる王国。聖女は歌に魔力が宿るとされ、年頃の子女は王立歌唱団で自分の歌に魔力が宿るかどうか判定を受けることになっていた。魔力の宿る歌声を持つ子女が4人いることが確認される。魔力があると見込まれて子爵に養子縁組されたキャナリーは貴族の生活に嫌気がさしていたが、お披露目の歌唱会で歌った途端に地震が起こり、不吉とされて王国を追放されてしまう。