裕福でイケメンのフィサリス公爵から契約結婚を申し入れされた貧乏貴族のヴィオラ。公爵には愛人がおり、その隠蔽のために結婚してくれたら実家の借金を肩代わりするという。
何一つ不自由ない生活の中、屋敷の使用人たちと次第に親交を深めていくヴィオラ。分け隔て無い彼女のおかげで屋敷は次第に活気づいていく。一方、旦那様である公爵が時折見せる微妙な表情の意味はいったい……?
そして屋敷の離れに住む愛人カレンデュラと相対する日が来るのか……?
謎がほとんど解決されないまま1巻終わり。ここまで期待を引っ張れるのはすごい。