女王陛下と呼ばないで

祖父である国王とチェスを通じて手紙を交換していた引きこもりの主人公フラン。突然祖父の急逝を知らされた彼女は、自らが次期国王候補に選ばれた4人のうちの一人だと知る。

前国王である祖父が残したルールは「4人が毎日投票を行い、3票を集めた者を国王とする」というもの。チェスの名手だった祖父は、何を思ってこんなルールを定めたのか。フランは引きこもりを脱し、祖父の遺志を確かめようと動き出す。