都会から左遷され、田舎の中のド田舎で、辺境警備隊長に赴任したサウル・カダフ、冴えないおっさん。
![左遷されてきた](https://books.74th.net/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7023-1024x427.jpeg)
田舎者の兵隊さんたちや、美貌の(男性)神官さんたちと、田舎暮らしをする羽目に。
![兵隊さんたち](https://books.74th.net/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7024.jpeg)
![神官さん](https://books.74th.net/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7025-1024x579.jpeg)
ぐーたらで女好きの隊長なのに、有事の交渉力や判断力は一級という、頼れるおっさん。
![悪名高い女たらし](https://books.74th.net/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7029-1024x614.jpeg)
![](https://books.74th.net/wp-content/uploads/2019/06/IMG_7030-1024x568.jpeg)
若かりし頃の事件を描いた短編「天使のいない夜」で、「不良中年になりたい」とつぶやくサウルの生き方が魅力的。
俺は不良中年になりたいな。いつまでも悟ったりせずにじたばた生きたい。どんな痛みも苦しみも喜び同様に覚えていたい。果てしなく続く天使のいない夜も軽々と生きていきたい──もしも本当にそんな人間になれるのならね──(天使のいない夜)